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自宅でできる療育② 〜時間の見通しを立てるには〜
タイムタイマーで時間の見通しを立てる
ADHD(注意欠如・多動症)の主な症状として
①不注意(ケアレスミスや忘れ物などが多い)
②多動性(じっとしていられず、落ち着きが無い)
③衝動性(思いつきの言動を唐突に行う)
などが挙げられ、その結果 、時間の見通しを持つことが苦手なケースがあります。予定や計画の管理がうまく行かず、時間経過の感覚が弱いために、寝坊や遅刻をくり返したり、ついゲームやテレビに熱中して他のことが手に付かなくなってしまったりしがちです。
そこで効果的なのが『タイムタイマー』です。タイムタイマーは残り時間が色の付いた部分として表示され、その部分が減っていくことで残り時間を可視化でき、視覚的に時間の経過が分かります。お子様に毎日の日課や生活上のルールを決め、タイマーを上手に活しながら予定通りに行動する経験を積んで、時間管理のトレーニングをおこなうことが大切です。
事業所での活用例
3eeeグループが運営する児童通所支援センターでも、自由時間の区切りをつける時などにタイムタイマーを活用しています。次の行動への切り替えがスムーズになることで、一つひとつの行動にメリハリがつくという点がメリットです。