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人生100年時代における高齢期の「学び」
目次
余暇をどのように過ごすか?
“人生100年時代”といわれる昨今、高齢期は特に自由な時間が多くあります。その時間をどのように過ごしていくか?今回は高齢期における「学び」に注目したいと思います。高齢者が学ぶことについて、生涯学習という言葉がよく用いられます。生涯学習とは、学校教育、家庭教育、社会教育、文化活動、スポーツ活動、レクリエーション活動、ボランティア活動、趣味など様々な場や機会において人が生涯にわたって行う学習のことを指し、国としても重要な活動と位置づけています。では、どのくらいの高齢者が生涯学習を行っているのでしょうか?内閣府の調査によると、1年間に生涯学習をしたことがあると回答した方は60代では47.3%、70代では46.8%と、約半数を占めていることがわかります。
生涯学習を行うことによって、人生がより豊かに!
生涯学習をしたことがあると答えた人に、生涯学習を通じて身につけた知識・技能や経験を、どのように生かしているか聞いたところ、「自分の人生がより豊かになっている」が60代で59.5%、70歳以上で63.2%と最も多く、次いで「自分の健康を維持・増進している」が60代で55.7%、70歳以上で58.8%となっており、生涯学習を行うことで人生をより豊かにできるといえるでしょう。
事業所での取り組み事例
●リハビリ特化型デイサービス「カラダラボ函館中道」では、ベトナムからの技能実習生受け入れに向けて、少しずつご利用者様と一緒にベトナム語の発音や、簡単なベトナム語を勉強中です。iPadで発音を確認しながら、楽しみながら学習しています。
●帯広市総合ケアセンター「百年の森」では『雑学王は誰?』と題したレクリエーションの中で、「地球上で1番収穫量の多い果物は?」など様々な雑学クイズを行っています。グループに分かれて、答えを出すためにあれこれ話し合う時間が盛り上がります!
●デイサービスセンター「らいふてらす厚別東」では、外出レクリエーションとして工場見学へ行ってきました。乳製品を作っているメグミルクの工場やお醤油を作っているトモエ醤油の工場を見学して、その製造工程や歴史を学んできました。