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フランチャイズ展開を始める前に
目次
2.加盟者のターゲット設定
ただ加盟者を募るだけでは、自社のフランチャイズブランドにそぐわない人が集まってしまう可能性があります。それでは、今後の拡大どころか、ブランド力の低下につながってしまいます。そこで必要なのが、ターゲット設定です。
ターゲットを詳しく設定することで、
・自社にとって必要な(増やしたい)加盟者とはどんな人なのかが明確になる
・共通した認識を持つことができる
・募集の際のブレを最小限に抑えることができる
といった環境をつくることが可能となります。
加盟検討者と面談をおこなう際にも、複数のスタッフ間でターゲット設定が共有できていれば、加盟後のミスマッチを防止することが可能となります。
ターゲットの具体例
ターゲットとは、自社が求める加盟者を想定したものを指します。例えば、法人なのか?個人なのか?個人の場合、年齢や性別、そして職歴や経験、性格、家族構成なども含まれます。
ターゲット設定は、採用時のペルソナ設定に近いものだと認識いただくと良いかと思います。
※会社の方針や時代の流れにより、ターゲットは変化するものです。定期的に見直しを図ることが必要となります。
3.競合分析
加盟検討者の多くは、同業他社と比較して検討している事がほとんどです。そのため、自社と競合するであろう本部の情報はまとめておく必要があります。少なくとも同業界のコンペチター2社は抑えておきましょう。
4.他業種分析
同業や近い業種だけではなく、他業種についても分析しておくと良いでしょう。加盟検討者の中には、複数の業種にわたって検討している人もいます。他業種と自社を比較・分析して加盟検討者に自社の強みをプレゼンできれば、より加盟者の獲得につながる可能性が高まります。
他業種分析の方法として…
①フランチャイズの比較サイトから資料を請求し、企業研究をおこなう
②各社の事業説明会に参加する
③フランチャイズイベント(FCショー)などで情報収集をする
④フランチャイズ本部を運営する会社にヒアリングをかける
⑤様々なフランチャイズ本部を支援しているコンサルから情報収集をする
また、自社のビジネスや仕組みと比較検討して、客観的に判断できるようにしておきましょう。そうすることで、自社の強みや弱みを把握し、改善すべきところが見えてきます。